できるか、できないかの議論ではなく「やる」前提(マルカン百貨店の事例から)

みなさん、おはようございます

今日から6月、幼稚園や学校では夏服が始まるところも
あるのではないでしょうか?

でも今朝は涼しいですね。

さて、全国各地で「耐震基準を満たせていない」を理由に
中心街の商業施設が営業終了・取り壊しの危機に瀕しています。

これらの建物は、1960年代〜1970年代の、一番消費が伸びていった時代に
建てられたので「時代の波」が来たと言われれば仕方ないのかもしれません。

そんな中、僕が注目しているのが、花巻市のマルカン百貨店プロジェクトです。

展望レストランのソフトクリームが有名で、
テレビのニュースでも普通に取り上げられいたので
ご存知の方も少なくないと思います。

こちらも営業終了後の活用について、議論されていたのですが
昨日夜に検討結果が報告されまして、
建物を取り壊さず、再生させる方向で調整を続けるそうです。

【検討結果報告】マルカン百貨店の運営引き継ぎについて
http://www.otomoku.co.jp/media/2016/05/31/38

ただですね、上記の結果報告の全文を読んで頂くと分かるように
手放しで喜べる状況ではないのです。

「4億円を稼ぐ事業は何とか描けたが、2億円足りていない。
残りを皆さんのご協力で何とか埋めて存続を実現したい!」

この決断にはとんでもない覚悟が必要です。

私も改修工事の資金調達で金融機関と調整していますが、
事業で回収できる見込みがあっても、法的な書類を揃えても、
「国税から見ると…」とか「賃貸以外の計画の根拠は…」とか
融資の担当ではない、オブザーバーみたいな第三者の人間が注文をつけたりします。

今回のマルカンのプロジェクトでいうと、
商業施設での通常の「小売ビジネス」の観点ではなく
「子ども頃出かけるのが楽しみだった、今は自分の子どもが喜んでる」とか、
「死んでしまったおじいさんにバッグを買ってもらった」とか、
お客さんの思い出が、たくさん、たくさん詰まった場所を
どう次の世代につなげるか?という文脈なのです。

新築で2階建てに縮小して儲けを優先するのでは、意味がない。

まさに、
できるか、できないかの議論ではなく「やる」前提

プロジェクトの代表、花巻家守舎の小友康広さんは
僕と同じ31歳だそうです。

彼のような人生を背負った大勝負をしている人を見ると
僕ももっと頑張らなくては!と気合いが入ってくるのでした。
posted by ちゅーさん at 06:34Comment(0)情報