ソーシャルデベロッパーとは何か?

みなさん、こんばんは。

乾燥しっぱなしだった横浜で、今年初めてまとまった雨が降っています。
予報によると、夜中に雪に変わるとも言われていますが、どうでしょうか。

さて、以前の記事でETIC.社会起業イニシアティブの2018年社会起業家に選出されたことをお伝えしました。

▼オフィシャル起業家案内ページ
https://kigyojuku.etic.or.jp/entrepreneurs/%E8%8D%92%E4%BA%95%E8%81%96%E8%BC%9D/

昨年6月から始まったこの怒涛のプログラムも、3月の卒塾に向け終盤に差し掛かっています。

僕が行っている事業について、「何をしたいのかよく分からない」「説明が長すぎる」といったことを色んな方からご指摘を受けました。
たしかに、自分の立場は厳密にいうと物件の「大家」ではないし、別にカリスマ的な大家を目指している訳ではありません。

かといって、とにかく地域のために慈善活動を行うNPOでもなく、株式会社という形態を取ってる以上、やはり事業で儲けていくという立ち位置であることは明確にしておきたい。というのが率直なところです。

「リノベーション」という言葉も大変便利ですが、都市部において「リノベーション」された物件はとても洗練されていて、ハイスペックで、大手デベロッパーもどんどん参入してくると市場となっています。そういった物件では、意識が高い系の人がこだわりのコーヒーをリビングで飲むようなイメージがあるのですが、そこを追及するのもちょっと違う気がするのです。

もっと都市生活の根底にある、負の連鎖。

空き家、空きビル、空き店舗の所有者が増え、社会的に孤立する単身者、高齢者、子育てに疲弊する人もまた増える社会。
そんな中、地域や社会のために物件を活用して欲しいという所有者が確実に存在する。
その一方で、NPOや活動団体は、地域での活動拠点(賃貸住宅でも、事務所でもない場所)を求めている。

これら両方のニーズをうまくコーディネートすることはできないか?
もしこれが実現できれば、多くのビジネスを生むきっかけとなるのに。と強く思う訳です。

ただ思うだけではなく、人に伝えるにはどうすれば良いか色々検討した結果、一つの造語が頭に浮かびました。

それが「ソーシャルデベロッパー」です。

社会課題の解決を目的として、地域やNPOと協働で不動産再生をおこなう開発事業者のこと指します。
まったく新しい概念ではなく、すでに実践されてる企業さんもいらっしゃると思うのですが、あえて一言にまとめてみました。


今の僕の事業というよりも3年後にありたい会社のイメージであり、この造語をみんながパクって、社会的な開発事業者が広く認知されたらと願っています。
残りの社会起業塾で、さらにブラッシュアップしますのでご期待ください!

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